3人が本棚に入れています
本棚に追加
/35ページ
爽やかな昼下がり
カフェテリアに一際目立つカップルがいた
一人はフリフリでかわいらしいメイド服を着たかわいらしい子
もう一人はゴスロリに近いメイド服を着た、凛とした雰囲気を持った女の子
二人とも綺麗な顔立ちで髪はふんわりサラサラ、オマケに透き通る様な白い肌ときていて注目の的だ
「ラミエル姉様……それはなに?」
「ショートケーキよサキエル…とっても甘くて美味しい物よ?…でも貴方にはあげないわ……もっと甘くて魅力的な物をアゲルのですから…」
ラミエルはケーキを口に含むとサキエルに舌を絡ませながら口移しで食べさせた
サキエルはそれは気持ちよさそうな、美味しそうな表情をしていた
「サキエルはいい子ですから…後でとてもイイコトしてアゲルわ…クス…」
「本当?…姉様…」
ラミエルはケーキを食べようとしたが、サキエルが身を乗り出してケーキがラミエルの靴に落ちてしまう
ラミエルはため息を付きサキエルを叩いた
サキエルは叩かれた頬を押さえラミエルを見た
「サキエル!…貴方なんて事をしてしまったの……勿体ないですから責任持って舐めさない!」
「わかったよ姉様……」
ラミエルがケーキが落ちた方の足を差し出すとサキエルが膝まづき、嬉しそうに靴を綺麗に舐め回した
「全く…駄目な弟……でも従順でとてもいい子…クスクス」
「姉様…♪」
ラミエルが靴を舐めているサキエルの頭を撫でると彼は満面の笑みを見せた
その頃光夜達は近くのデパートの水着売り場にいた
先程携帯に連絡があり、三日後に海に行こうとの事
そのために水着を選びにきていた
「光夜光夜、どうかな?」
「ん~…ビキニか…ちとギリギリだな」
「さっきから文句ばっかり…だったら私の水着、光夜が決めてよね…」
光夜は困った顔をしながら水着を選びに行った
三十分位すると戻ってきて水着を見せる
「コレなんだけど…」
「ふぅん…じゃあちょっと待ってて♪」
リリィは試着室に入り着替え始めた
しばらくするとカーテンが開く
「どうかな…?」
「………………」
光夜はリリィのあまりにもジャストミートな水着姿にみとれていた
夢の事もあってかその姿を直視出来ず顔を反らしてしまう
「な、なに…?」
「……なんでもねぇ…似合うよ…」
顔反らしながら褒める光夜を首を捻って見るしかなかった
最初のコメントを投稿しよう!