深夜の訪問者

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全ての始まりはここからだった   「なんだよこんな時間に…」   時計は深夜2;00   非常識極まりないこんな時間に友人はやってきた。   「まぁまぁ、そう怒るなってお前に見せてやりたいものがあるんだよ。」     図々しくも靴も揃えず無理矢理侵入してきた友人   部屋に入るや否や、有無も言わさずノートパソコンを開きサイトへ侵入していく。   「お前少しは常識ってものを…『おっ、あった﨏あった』   俺の話も聞かず友人は俺にパソコンを見るよう指示してきた。   ┏---------------------┓ |           | |  ‡コッペリア‡  | |           |  | いらっしゃいませ。 | |           | |コッペリアへようこそ | |           |  ┗---------------------┛   「コッペリア?」   「そ。人身売買サイトみたいな?」   心底嬉しそうに話す友人に怒る気も失せ仕方なしに耳を傾ける。   「人身売買って…犯罪だろ?馬鹿だろお前…」   皮肉を込め呆れ果てるがヤツには効果がない。   相変わらずヘラヘラした顔で淡々と説明をするヤツは普通の人から見て変人だろう。  「それが犯罪にならないんだよ♪ほら♪」   ┏--------------------┓ |   ~注意~   | |          | |※当サイトはコッペリアを| |貸売りするサイトです。 | |          | |人身売買は固く禁じて| |います。      | |          | |ご理解いただけない方| |直ちにお戻り下さい。| |          | |      管理人O | ┗--------------------┛     「さっきから思ってたんだが、コッペリアってなんだ?」   「はぁ!?お前知らないのかよ!?」   それからヤツはコッペリアについて滝汗をかきながら熱く熱く暑苦しいくらい。   2時間近く俺に語り続けた。   ヤツの話は皆様にとって究極的につまらないので、簡単に説明すると。    
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