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俺が最後にみたあの日…
アイツは死んだ
交通事故だったそうだ
聞いた話によると自ら飛び出したらしい
久々に入るアイツの部屋
一体いつから来なくなったのだろう?
薄暗い少し埃っぽい部屋
(昔はもっと明るかったのに…)
なんて考えながら散策を始める
意外と整頓された部屋
フィギュアやポスターは見なかったことにしておこう
「ちょっと、勝手に困ります!!」
叔母さんの声が聞こえ急遽下に降りると、怪しい二人組。
黒いスーツを身に纏った甘栗色の髪をした男
その隣に大きなスーツケースを持った女の子
なんとも不自然な組み合わせだ
「綾瀬 鏡夜くん…ですね?」
叔母さんの静止なんて一切無視でまっすぐ見つめてくるこの男。
碧眼の瞳がやけに印象的で
素直に綺麗だと思った。
「そうですけど…なにか?」
「1億円徴収にきました。」
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