第四章

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悠也につけられた傷はしばらく疼いて、私はまた悠也以外目に入らなくなった。 コンビニの隆宏くんの事も忘れていた… 悠也は一体私の事どう思ってるんだろ… 好きじゃなぃなら、こんな傷つけたりしなぃよね? でも……とても悠也が私を好きだとは思えなぃ。 悠也は私に傷をつけた夜激しく私を抱いた。 「…っ悠…也…好き」快楽に溺れる中で私はそう呟いた。 悠也はそんな私をまたあざ笑うように動きを早くして、耳元で囁いた。 「知ってる。」 その日の夜夢を見た。 私が闇に落ちていく… 途中で誰かに腕を掴まれた。 でもすぐにその腕は 離された。 恐怖だった。 「いやぁっ!!!」 叫んで起き上がった時私は泣いていた。 わかってる…わかってるょ…。 「私は幸せになっちゃいけなぃ…。わかってるょ?涼…那奈。」 顔を両手で覆って、私は無意識に呟いていた まだあの日から、二年も経ってないんだもんね。 「ごめんね…。」 私の独り言を悠也が聞いていたのを私は知らなかった。 「………………。」 ねぇ…悠也。 こんな私といて、 あなたは幸せでしたか?
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