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二人はようやくゲネポスの群れを駆逐した。
「はあ…はあ…」
「無事か?」
「な、なんとかね…」
そうはいっているが、かなり疲れているようだ。
だが…
「…ちっ…厄介な相手がきたものだな…」
「え?…あ、あれ…ゲネポスなの!?かなり大きいけど!?」
そいつは、ゲネポスの二倍の大きさがあった。
ドスゲネポス…
ゲネポスの親玉だ。
ドスゲネポスは仲間をやられたのにたいして怒っているらしく、かなり興奮していた。
クロードはリボルバーをドスゲネポスにむけた。
だが、プリスを守りながら戦うには限度がある。
「プリス、岩影に隠れていろ。」
「う、うん…わかった…」
プリスはフラフラになりながら、岩影に向かった。
ドスゲネポスはプリスに向かって飛びかかったが、空中でくの字になり吹き飛んだ。
クロードの弾丸が命中したようだ。
ドスゲネポスは、クロードに向き直り、威嚇を始めた。
「放っておくのもいいが、いま倒さないと、しつこそうなんでな…わるくおもうな…」
そう言うと、クロードは右手のリボルバーをしまい、腰に手を回した。
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