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二人はしばらくあるいていた。その道中、数回ゲネポスに遭遇したが、クロードがほとんど倒していたため、二人ともほぼ無傷だった。
「ねえ…まだかな…」
「もうすぐだ、頑張れ」
「うん…」
そんな会話を繰り返していると、遠目に木が数本生えていた。
「あそこって、もしかして…」
「オアシスだ、ちょうどいい。すこし休もう」
オアシスの水は冷たく、二人の疲労を少しだけ癒してくれた。
オアシスの水をクーラードリンクの空き瓶に詰め込み、再びあるきはじめた。
「あ!みえたよ!」
プリスが指を指したそのさきに村がみえた。
プリスは今までの疲労を感じさせないかの勢いで村にはしっていった。
「まったく…ふふっ…」
クロードも笑いを浮かべつつ、歩いて後を追った。
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