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二人は一点を見つめていた…
翡翠色のガノトトスを…
「…プリス、いくぞ」
「わかったよ」
クロードのリボルバーが火を吹いた。
それを合図にプリスが走り出す。
「プリス、奴は亜種だ。油断するなよ」
「わかってるよ!」
プリスが奴の足に向かって武器をふりかぶった。
その瞬間、プリスの体に衝撃がはしる。
ガノトトスは尻尾をプリスの体に叩き付けたのだ。
「かはっ…」
運よく、盾で防いだため、直撃はまぬがれたが、気絶させるには十分な威力だった。
「プリス…!」
クロードは一発ガノトトスにリボルバーを撃ち込み、プリスに近寄った。
「……気絶してるだけか……」
クロードは安心した様子で、もう一度ガノトトスに向き直った。
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