奇病

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「依頼の品、水竜の鱗だ…」 「たしかに受け取ったぞ。翡水竜の鱗か…あのガノトトスを倒すとはな…」 「約束だ、ミレニアムを知っている奴の居場所を教えてもらおう」 「ふむ…」 そうつぶやくと、村長は立ち上がり本棚に向かった。そして、古い紙をもってきた。 「これは…地図か?」 「うむ…その者はここにおる」 「ここは…コリアルの街か…また長旅だな…」 「ここからはかなりの距離があるからな…その者の名を、サラという」 「サラ…女か…?」 「うむ、そうじゃ」 「まあいい…貴重な情報、感謝する」 「なに、こっちもたのみごとをきいてもらったからの…御主の旅、成功を祈っておるよ」 村長の言葉を背中に受け、クロードはその場をあとにした。
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