適正テスト

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綾原が使っているラケットはNF7500の白だ。 海渓「結果は、直人が16で綾原が15か…。2人とも、前衛も後衛もできるな」 直人「え!?俺前衛やるんすか?」 海渓「そんなこと言ってない」 綾原「じゃあ俺達はどっちをやれば…」 綾原も少し戸惑っているようだ。 海渓「だからちょっとまてって。とりあえず、直人。お前は前衛のとき少し怖がっているようだな」 海渓は冷静だ。 直人「はい」 海渓「しかし、後衛をやるときしっかりと軸が作れていて、コースに打ち分けられている」 直人「…」 海渓「よってお前、後衛な。次から、後衛練習に混ざっていいぞ」 直人「はい!」 直人はめちゃめちゃ喜んでいる。よっぽど後衛になったのが嬉しいんだろうか。 海渓「次は綾原だな」 綾原「はい」 海渓「綾原は前衛も後衛も問題ないが…」 綾原「…」 海渓「言うなれば、後衛のテストのとき、ドライブがかかりすぎていた。よって、綾原。お前は前衛だ」 綾原「わかりました」 海渓「綾原も次から前衛練習に入っていいぞ。でもその前に綾原。他にラケット持ってないか?」 綾原「ありますよ。800Vとか」 海渓「じゃあ次からは800Vを使え」 綾原「なんでですか?」 綾原は俺は7500がいい。と言っているようなもんだ。 海渓「面が小さいと前衛やりずらいだろ?だから、お前は前衛をやるとき、800Vをつかえ」 綾原「…わかりました」 S・T「終わったか?」 海渓「はい。綾原が前衛で、直人が後衛です」 S・T「そうか。わかった」 そう言うと、S・Tは自動販売機へ向かった。 海渓「とりあえず、2人とももう帰っていいぞ」 綾原・直人「はい」
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