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夜明け
「ルル!!」
「シャーリー!!」
一人で家に帰っていたルルーシュを見つけるなり大声でルルーシュを呼び止めた。
「あの…ルル。この前は…。」
シャーリーが言い切る前にルルーシュが。
「すまないシャーリー!!あれはその色々あって、でも別にそんな関係じゃないんだ。だってまだ俺童貞だし、キスだってシャーリーとしかしたことないし…。」
「ルル!!」
こんどはシャーリーがルルーシュの言葉を遮った。
と思ったらシャーリーはいきなりルルーシュに抱き付いた。
「ごめんね、ルル。」
泣きながら抱き付いて謝るシャーリーを見て自分の非力さと惨めさそしてシャーリーに対する愛しさを感じた。
「ごめん、シャーリー。」
ルルーシュは優しくそして温くシャーリーを抱き締め返した…。
「私…ルルが好き!!大好き!!」
回りも気にせずシャーリーは大声で叫ぶ。
「シャーリー…。俺もだ。シャーリーが一番…世界で一番なんだ…。」
「ルル…。」
「シャーリー…。」
二人はそっとキスを交わした…とても優しい時間の中で…。
場所が変ってシャーリーの部屋。
二人はあの後手をつなぎいつもの道をシャーリーの家まで帰った。
「ルル…いいよ。」
「好きだょ…シャーリー。」
その夜二人の二つの影は一つに重なった…。
二人は繋いだその手をその日だけは…離さなかった…。
それは二人にとって新たなる夜明けだった。
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