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風羅は近くの店で、幕の内弁当(+お茶)を買って、新幹線に乗りこんだ。
風羅「やっぱ弁当はこれだよな。」
大好物らしい。
しばらくして、新幹線から降りた後こともあろうか、事件は起こった。
少年「お兄さん、なにをしてんの?」
よく見ると、ロ-ラ-スケートを履いた一人の少年がビルの屋上に立っていた。
少年「それ、俺にくれない?」
少年はそう言うと首にかけている風羅のペンダント・・・つまり、原石のことだ。
少年「じゃあ、ゲームしようよ。俺がそれを持って逃げるから、お兄さんは全力でもいいから、追い付いて来てよ。もし、コレ奪い返せたら、お兄さんの勝ち。俺はお兄さんを認めるよ。けど、奪い返せなかったら・・・俺の勝ちでコレは俺のものだ。」
風羅「っおい、訳の解らない話はすんじゃねぇ。」
少年はいつの間にか降りていて、手には原石が握られていた。
少年「いくよ、ゲーム開始。」
少年は一目散に駆け出していた。
風羅「待てっ、くそっ。こんな所で使わせられるなんてな。【オ-パ-ツ解放】!」
激しい旋風が巻き起こる。
風羅「待ってろ、クソガキぃ~。」
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