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ズガァン!
さっきまで、俺がいた所に弾がめり込んでいる。
遥か前方のコンテナに人がいるのが見えた。
移動しようとしているようだ。
俺はとりあえず、コンテナの陰に隠れる事にした。
しばらくすると水溜まりの中を走る音が聞こえてきた。
俺が銃を持っているのはさっき見えたはずだ。隠れないのは相当自信があるという事なのだろうか…
足音がかなり近く、ゆっくりになってきた…
これ以上近付かれるのはヤバイ気がする…
俺は次の瞬間コンテナの陰から飛び出してたいして狙わずに撃ちまくった。
近くに来ていたヤツはその身に銃弾をたっぷりと浴びて血を大量にばら撒きながら力なく倒れていった。
ヤツの顔を確認しようとしたが、そんな状況ではないことに気付いた。
何人もがこちらに銃口を向けている。
その数は恐らく6人、俺は慌ててコンテナの陰にダイブした。
コンテナにたくさんの銃弾が当たっている音がする。
しばらくして音が止んだ、弾切れかなにかだろう。
俺はすかさずコンテナの陰から飛び出し、ヤツらの一人に狙いを定める。
だがそれより早く、ヤツらが放った銃弾が俺に浴びせられた。
俺は、両手に持っていた銃が手から離れていくのを感じ、死の感覚を感じながら、背中から倒れていった…
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