黒でも白でもない世界

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友人の浅井だった。 『今日、学校休んで遊びに行かないか?』 それに対して俺はただ一言だけ 「却下」 と返すのだった。 牛乳を飲み終えた時、再び携帯が鳴った。 『相変わらずノリの悪いヤツだな…明日、他のヤツと楽しい思い出話を聞かせて、行けばよかったって後悔させてやる』 明日を楽しみにしておこう、と決めて家を出た。 学校に着くと何故か浅井が居た。 話しかけようとして近づくと、浅井はただ一言 「何も言うな」 どうやら、誘った全員に断られたようだ。 コレはコレで面白い展開だが、明日の楽しみが1つ減ってしまったのは残念だ。 退屈な授業が始まった。 とりあえず落書きでも… いや、寝よう…昨日しっかり寝れていなかったようだ。 少し眠い… メガネを外し、腕を枕にして目を瞑るとすぐに眠ってしまった……
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