14人が本棚に入れています
本棚に追加
何も見えない…
奇妙な浮遊感…
俺は目を開けた。
だが何も見えない。
真っ暗ではないが何も見えない…
だが視界が茶色く濁っているため遠くが見えない…
その時、視界の端を何か大きな物が通り過ぎた。
何か確認しようと目を凝らしていると、右からこっちに向かってくるのが視界に入ったので、そっちに視線を向ける。
「うげ…」
こっちに向かってきているのは岩だった。
山に転がっているような大きな岩だ…
浮いているのに避けれるはずがない…
「ん?浮いてる?」
なんで浮いているのに落ちないんだ?
「そうか!ここは水の中!そうと分かれば、泳いで避けれる!」
ガゴッ!!
……間に合わなかった…
最初のコメントを投稿しよう!