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暫くして、三月ウサギが私の隣の椅子に座りお茶を飲み始めた
「そういえば、アリスは女王様に会いたいんだよな?海は、どうやって渡るつもりだい?」
帽子屋さんの言葉に私は考え込んだ
そうよね…どうやって渡ろうかしら?
考え込む私に三月ウサギはニッコリ笑った
「アリス、彼に頼むと良いよ」
「彼?」
私が聞き返すと三月ウサギは頷いた
「海に行けば分かるよ」
ニッコリ笑って三月ウサギは海の方向を指差した
「ありがとう、行ってみるわ。」
椅子から立ち上がり海の方向に歩き始めた
見えぬ海の方向へ
、
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