世界中で幸福な我ら

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A 舞台で立ち尽くす。 照明はサスのみ A「友達と喧嘩した。 いつも私を助けてくれるあの子が 私を見放したから いじめられっこの私は 9月27日午前零時 ビルから飛び降りた。」 舞台明るくなる、 Aが倒れているとBが近付いてくる。 A「…うぅ …ここは?」 A起き上がる B「おはよう。」 A「!? あなた…誰?」 B「みんなには、天使って呼ばれてる。 あなたは、Aさんね。」 A「あぁ…じゃぁここは天国なのね?」 B「君は信じるの? 見ず知らずの僕の台詞を。 」 A「だってあなたが…」 B「それは果たして真実だろうか。 人って生き物は 固定概念で周囲を判断する。 その真偽も 頭に血が登った本人に 確かめる術は無いのに、ね」 A「…私の事を 言ってるの?」 B「さぁ。どうかな?」
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