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暫くして。
その新入りの少女が食堂にやって来た。
「えっと、私、新入りのマナといいます」
名前を言っただけで大盛況。
「マナちゃーん!!」
「こっちこっち、おごってやるよー!」
「ヒューヒュー!!」
このはしゃぎっぷりは年端もいかない子供のようだ。
「五月蝿いな。早く飯を済ますか」
クラウドは蕎麦をすする。
「なあ、一ついいか、クラウド。それは……『そば』ってやつか?」
また酒を持っているカイルが、やや引きつった顔で言う。
「ん。そうだが、それがどうした」
クラウドは少し箸を止めたが、またすぐに食べはじめる。
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