7514人が本棚に入れています
本棚に追加
クラウドはあと少しで食べ終わりそうな所で箸を置き、ヘラヘラとしているヨハンの顔を掴んで力を込める。
「副隊長は俺だ。嘘を言うな」
「痛い痛い痛い痛い!!スマンっ!!悪気はあったけど許せ!」
さらに力を込める。
「ぎゃあー!へこむ!頭蓋骨がへこむ!」
ヨハンがもがく姿を見てマナは思わず笑ってしまった。
「あっ、その、すみません……」
「いや、いいんだよ」
カイルもけらけら笑う。
「さ、マナちゃん。君の入隊祝いに乾杯」
そう言いながら酒を渡す。
「えっ……あ、あの」
マナは少し困ったようだ。
「あんたはいつも酒、酒、酒だな」
ヨハンから手を離したクラウドが言った。
最初のコメントを投稿しよう!