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り場に困っちゃうわ~」
祐介:「はいはい勝手に言ってろ」
確かに女子のスカートの短さには正直驚いた、もうスカートの中が見えるぐらいであったから目のやり場には困る…これでもし「ちょっと今パンツ見たでしょ?」なんてつっこまれたら明らかに逆ギレすると思う。
健介:「祐介、俺呼ばれてるみたいだからちょっと行ってきま~す!」
祐介:「ど~ぞ!」
と言うと健介は走って女子の所へ行ってしまった。
「何がいいんだ?」とこの時の俺はきっと思っており、確実にこのままでいると自主退学になっていた。
その後の俺はただおもしろくもない授業を聞いて1日を過ごした。
次の日…俺は授業をさぼり桜の木のある裏庭のベンチに座って寝ていた…桜舞落ちるベンチには暖かい陽射しがあたり気持ちのいい風が吹いていた。
祐介:「ああ…だりぃ~ねみぃ~…」
と言っていると一人の女子が近づいてきた。
?:「コラ!何をさぼってるんだ!」
俺はびっくりしてはね起きた。みるとその女子は笑っていた。この人こそ俺の一目惚れの女子である。
祐介「えっと…同じクラスの…」
舞:「佐藤舞、確かあなたと同じ名字なんだけどな~」
祐介:「そうだったな…」
舞:「何してるの?早く教室戻りなよ」
祐介:「あ~めんどくせ~もともとこんな学校来たくなかったんだよ、あの時落ちなければこんな学校には来なかったんだよ…」
舞:「ふ~んだから落ちたんだね、めんどくさがりやだから」
祐介:「そんなわけないだろ!」
舞:「そうでしょ?」
祐介:「…そうかもな…」
ここまで言われたのは初めてだった…
舞:「そんなに弱音はくぐらいなら辞めてしまえ!じゃあね」
祐介:「なんだあいつ…でもなんか嬉しかったな…」
親にも言われたこともないことを言われた…ただそれだけが嬉しかった…この時から俺は彼女を意識し始めたのだった…
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