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バーの外に出た葉瑠と吉良は細い路地にいた。
吉良「なんだよ。話って??」
葉瑠「……お前最近やりすぎだぜ??」
吉良「なにがだよ。」
葉瑠「橋本の件のそうだ。女に手を出すことねぇだろ。……その前だって小せぇチーム潰しかけたろ。」
吉良はタバコに火をつけた。
吉良「オレらはギャングだ。普通だろ。」
葉瑠「そもそもなんでギャングなんだよ。はじめはただの走り屋だったろ。今じゃ単車に触れることもしねぇで。」
吉良「人の心ってのは気まぐれなんだよ。」
葉瑠は吉良の胸ぐらを掴んだ。
葉瑠「あん時言ったこと忘れたのかよ。」
吉良「……。」
葉瑠「聞いてんのか吉良!!」
吉良「うるせぇ!!!」
吉良は葉瑠の手を振り払った。
吉良「black skyはオレのチームなんだよ!!!オレのいうとうりにしときゃいいんだ!!」
葉瑠「……吉良……。」
吉良「孤児院にいた頃とは違うんだよ!!!!頭はオレだ!!!お前はオレの部下なんだ!!!!指図すんじゃねぇ!!!!」
葉瑠「狂ったか?」
吉良「お前こそ中学んときに戻れよ!!!中学んときのお前はもっとおもしろかったぜ♪」
葉瑠「……くだらねぇ。」
吉良「あ??」
葉瑠「…black skyにもう先はねぇ。オレは抜けるぜ。」
吉良「お前……それがどういうことかわかってんのか??200人を相手にすることになんぞ!!」
葉瑠「………」
葉瑠は何もいわず吉良の前から去っていった。
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