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「うあぁぁぁぁぁ!!!」
無意識の内に叫びを上げながらライフルの引き金を引いた。
ファフナーは普通の機械とは違う、ファフナーは操縦するんじゃない、自分自身が『ファフナーになる』言わば自分自身が銃を持っているようなもの。
ファフナーが傷付けられれば自分にもその痛みが来る、腕が吹き飛ぶ痛み…足が叩き切られる痛み…身体を貫かれる痛み…全てを受け入れなければファフナーに乗る事は出来ない。
いくつもの弾丸が敵目掛けて放たれる、『敵』…
フェストゥムを最初見た時の事を今でも覚えている。
まるで神様が現れたのかと思った。全身が黄金色に輝き、背中には羽のような触手がいくつもうごめいている。音も無く宙に浮き人のような形をした上半身は見る者全てに衝撃を与えた。
その敵と僕は今戦っている、自分もフェストゥムと同じ位の力を持ち皆を護る為に痛みも死も恐れずに正面から立ち向かって行く…
「うああぁぁぁぁぁ!!!」
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