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「眠っ」
僕は自分の部屋で何もせずただ倒れていた。
休みに入ってまだ二日しかたっていない、まだまだ楽な生活は続くのかと思うと心は弾む反面退屈だった。
学校は学校で楽しいものだ。
現在朝10時12分「今日どうしようかな」
何も決まらずにただ時間が過ぎていきすでに一時間はたっている。
まずい…休みなのにこれでは時間を無駄にしすぎている。
もったいない…内心そう思った。
「はあ…」その時だった、さっきまで聞こえていたはずの車の騒音や人の声がいつの間にか静まり返っていた。
まるで世界中から音が掻き消されたように静寂が僕を包み込んだ。それは異常なまでの静寂だった…するとどこからともなく音が聞こえてきた、テレビやラジオやパソコンなどの電子機器からノイズの音がそこら中から響き渡った。
そしてノイズの中から声が聞こえた。ひどく透き通ったそして誰もが心を和ませてしまうような程美しい声…
「あなたは…そこにいますか?』
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