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「…え?」
次の瞬間、物凄い大きな轟音が走った。
金属を金属で擦りながらねじ切るような嫌な音が響いた。
鼓膜が引き裂けそうなくらい音は大きかった。
あまりの大きさに耳を塞いだ
「な、なんだ!?」
慌てて外に飛び出し目の前の光景をみて体が震え上がり動けなくなった。
地面が無くなっている
そこにあった物が刃物で切り取られたように綺麗に無くなっていた。
車も地面も電柱も、付近のいくつかの家も…
「…………」
僕は声が出なかった、いや脅えていた。
いつもそこにあって当たり前な光景が、今は無残に消えていた事に
空を見上げてまたも僕は唖然とした。
テレビや漫画でしか見た事がないような戦闘機が物凄いスピードで過ぎ去って行く。
それも何機も何機も、数えられない程の量だった。
やっとの事我に帰った僕はその場で悩んだ、どこへ逃げればいいかを…
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