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少しの沈黙のあとやっと意識が戻って来た。とにかくここにいればまたさっきの奴が来るかもしれない、どこか安全な場所を探さなければ…
「一様鍵を…」
何を律儀に鍵などかけているのか、わかりながらも焦っていた。
すでに周りの民家からは避難している人達がいた。
大人達は先導して子供を避難させている、まるでどこか逃げる場所を知っているように。
「あの後についていけば…」
今は逃げる事しか頭になかった。さっきの声も戦闘機も、そしてあの黄金に輝く巨人の事も、考えている余裕はなかった。
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