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2007年7月25日
学校終了、夏休み開始。
「やっときた…休み!」顔がにやける。しかし暑い、汗が滴り落ちる。
「何馬鹿みたいな顔して笑ってんだよ?」
後ろから声が聞こえたのと同時におもいっきり背中を『ドスッ』と叩かれる。
「いてぇ…」腰を押さえながら振り返ると二人の顔見知りの男が立っていた。同じ学校同じクラスの『木坂 友希』『田宮 甲夜』が笑いながらそこにいた、「おまえらだって同じ顔してんだろ?」
「まあな」からかうような口調で友希が答える。
「やっと休みだな」と友希。
「長かった…」と甲夜。
「おまえら毎年同じ事言うよな?」と僕が言う。
「おまえも同じ事言ってるだろ?」
甲夜が僕と同じような口調で聞いてくる。
「そう…か?」
思い起こせば確かにそうだ、毎年同じ会話を決まって行うという訳ではないがそれが普通だった。
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