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「さてどうする[?]」
僕は前を歩く二人にそう聞いた。
二人はほとんど同時にこちらを振り向いてこう言った。「とりあえずお前ん家行く。」
友希も甲夜も笑いながら
僕を見ていた。この二人とはいつも昔から一緒だった、一番信頼できてお互いを許し合う事も出来た。
それはファフナーに乗った後も変わらない…
ふと僕はある人物がここにいない事に気付いて甲夜に聞いた。
「そういえば雪は[?]」
「さあ、また急ぎの用事でもあるんじゃないか[?]」
『瑠美菜 雪』僕とは幼なじみの顔見知りで、昔からよく遊んでいた奴だ。このごろあいつはなぜかいつも一人で急いで帰ってしまう。
「用事あるから先帰るね。」とさっさと行ってしまう事がここ最近続いている。
「あいつどうしたんだ[?]このごろ」
僕はずっとそう思っていた。
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