夜の森と謎の猫

2/13
前へ
/53ページ
次へ
「…いっててて」 ユウイチが頭を押さえながら起き上がった。 「‥‥ここ、さっきの森?」 今ユウイチがいるのは崖から見えた森のようだ。そして空を見上げると綺麗な月がうかぶ夜になっていた。 「ハァ、オレ何時間寝てたんだよぉ~、??あ、あれ?」 ユウイチが立ち上がり後ろを振り向くと、 自分が落ちてきた崖がなくなっていたのだ。 「ウソ‥なんで、?」 ユウイチは走り出した。 だがどこまで行っても、森、森、森、 崖どころか辺りは木以外何もないのだ。
/53ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加