路上販売

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路上販売

老婆が路上にテーブルを出し、手作りマフィンを1個50セントで売っていた。 あるビジネスマンは、老人福祉のつもりで、毎朝の通勤途中にこのテーブルに50セントを置いてはマフィンを取らずに通り過ぎていた。   ある朝、ビジネスマンがいつもと同じように50セントを置いて通り過ぎると、後ろから老婆が初めて声を掛けた。   「毎朝ありがとうございます。 でも、今日から60セントに値上げさせていただき ました」
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