プロローグ

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      『タスケテ…』   その何処からともなく、聞こえてくる悲しげな声に心が揺さぶられた。 青く澄んだ空間にポツリと浮かんでいる、そのコトバはいつまでも心に残る。 (君は?…) 問いかけたい気持ちとは裏腹に、それをしちゃいけないような幻想に囚われる。 そして、感じる孤独感に自分の身を浸しながら、もう戻れないんだって事を実感していた…。
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