現実1

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「は?」 呟いてしまった言葉に、親友はぼくをいぶかしげな表情で見る。 「お前。大丈夫」 「少なくとも君よりは」 ぼくはまた携帯をいじりはじめた。 どうやら例の一文でラストっぽい。 「うっせーよ。で、さっき話したクロスリープのやるべき時はだな」 ぼくはスタートボタンを押した。 「寝る前だ。ぶっちゃけ他の時間は不可能」 イヤホンから音が 「だって、起きれないんだぜ。」 携帯からバイブが 「学校とかでやったら、真面目やばい」 ぼくの体へ伝わる 「だから。やめとけってお前。なにしてんの?」 眠気に襲われた。 ぼくは親友の制服に手を差しのべた。親友の怒鳴り声が聞こえる あぁ。無理だ ぼくは心地よい眠りの中へ入り込んだ。
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