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「は?」
呟いてしまった言葉に、親友はぼくをいぶかしげな表情で見る。
「お前。大丈夫」
「少なくとも君よりは」
ぼくはまた携帯をいじりはじめた。
どうやら例の一文でラストっぽい。
「うっせーよ。で、さっき話したクロスリープのやるべき時はだな」
ぼくはスタートボタンを押した。
「寝る前だ。ぶっちゃけ他の時間は不可能」
イヤホンから音が
「だって、起きれないんだぜ。」
携帯からバイブが
「学校とかでやったら、真面目やばい」
ぼくの体へ伝わる
「だから。やめとけってお前。なにしてんの?」
眠気に襲われた。
ぼくは親友の制服に手を差しのべた。親友の怒鳴り声が聞こえる
あぁ。無理だ
ぼくは心地よい眠りの中へ入り込んだ。
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