†答†

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†答†

『私には……無理です。 可愛ければ伝えられたかもしれないのに…お人形さんになりたかったなぁ』 そう、人形みたいに可愛いければきっと… 私から伝えなくても 「では、貴女は可愛くなりたいのですね?ドールみたいに ただし、ドールは何も伝える事が出来ませんよ」 笑顔で尋ねられた。 怖い位な笑顔で 『はい…それでも羨ましいです。』 暫しの沈黙。 気まずいからコーヒーを口に運ぶ。 温かいコーヒーが喉を通って体を暖めてくれる。 『美味しい。』 「ありがとうございます。では、先ほどのお望み叶えましょう。」 『は?』
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