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「今日みんなで放課後カラオケいこーよ♪」
奈美が言う。
「あ~俺ダメだ。今日、用事あんだ。」
「何~デートか!?」
雅史がにやにや笑って冗談まじりで言ってきた。
「えっ。優斗彼女できたの?私知らないよ‥?」
奈美が俺に聞く。
「な、なに言ってんだよ。いるわけねーだろ。」
奈美のおでこをつついて言った。
「良かったぁ。」
奈美が安心したように微笑み
「ほらっ早く教室入らなきゃ!」
慌てて教室に入っていった。
「奈美っておまえのこと‥‥。」
奈美の後ろ姿を見ながら雅史がつぶやく。
「ん?なに?」
俺は聞いた。
「なんでもねーよ。ほら行くぞ。」
雅史は笑いながら教室に入っていった。
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