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一大事
2年生の終わり頃、私は小さく薄々しか覚えてないが、母の泣き声は衝撃的だった…
父が知らない間に友人と一緒に株をやって赤字になり借金を作っていたらしい。
気がつけば母が独身時代に働いて貯めてきた貯金もからっぽ…
それから貧乏生活の始まり!!
とは言っても最低限の生活はできたので私は十分満足でした。
しかし歯車は少しづつ狂っていったのです。
夫婦喧嘩は絶えなく、家族仲も悪くなってゆき、大きなショックを受けた母は元気がなくなり病院に行ったところ、鬱病が発覚した。
この頃はまだ鬱病は珍しい病気だった。
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