青年実業家

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それから1ヶ月が過ぎた。 涼は相変わらず、私が拓也さんの話をしようとすると聞こうともしない。 それどころか完全に無視する。 ホンットむかつく。 なんなのよ、自分に彼女できないからってヒガミ!? 嫌な奴! それと引き換え、拓也さんとの関係は順調に続いていた。 メールや電話でのやりとりと、デートも週に2、3回。 まぁ…拓也さんの仕事終わってからだから、夜ちょっとしか会えないけど… それでも幸せだった。 今までにないほど、うまくいっていた。 初めてマトモな人に会えた事が、すごく嬉しかった。 …と、思っていたのに…
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