序幕

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オレは、真っ暗な街灯だってない、そんな夜道を歩いていた。 「ねぇ…キミぃ…ちょっと付き合ってくれないかなぁ…」 気持ち悪い男の声がする。 たしか…最近ここら辺に不審者が出るから気を付けろって先生が言ってたなぁ… とか思いながら男の前を通り過ぎようとした。 「ちょっ…キミ、待ってよ」 男はオレの肩を掴んで、フイに押し倒した。気持ち悪い笑みを浮かばせた男がオレの服を剥ぎ取ろうとする。流石のオレも抵抗した。 そしたら、ソイツの持っていた刀で 肩を斬られた。 「っー…!!!!」 声にならなかった。 コイツ…"侍"!!?? 最悪だ…殺してやりたい。 ソイツはオレを斬った後、奇妙な笑い声を上げ行為を続けようとした。 抵抗しようにも、案外傷が深かったらしく、なかなか体が動かない。 そんな時ー…一筋の灯りが男を照らした。
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