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私は、だけど少しホッとしながら
「おばちゃん、どうしたの?なんで踏切の中にいたりしたの?電車来たらはねられて死んじゃうよ?わかる?」
すると、おばちゃんは少し悲しい顔をして
死ぬつもりはなかったけれど、
踏切を渡ろうとしていたら遮断機が下りてきたのだと言う。
おばちゃんは踏切から出る術を知らなかったのだ。
「おばちゃん、そういう時はね、自分で遮断機持ち上げて出ていいんだよ」
「いいの?そういうことして遮断機こわしたらいかんやろ」
「でもおばちゃん、死にたくないやろ?」
おばちゃんは小さくうなずいた。
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