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カサッ――…
ゆっくり,ゆっくり
手紙を開く。
『玲奈へ
ホントにあんたはムカつく!💢
チャラチャラした不良の格好して,龍輝の回りにまとわり付いて!
って…思ってた……。
龍輝をあたしの傍に居させる時も,迷わずに看病させてた。
あたしだったら絶対嫌って言ってたと思う。
それに…玲奈もあたしの看病してくれたね。
ありがとう。
最初はホントに顔も見たくないって思ってたし,来ないで欲しいと思ってたよ。
「奈々~!」って元気な声で,笑顔であたしの事呼ぶから…
そんな事思わなくなってた。
今日も来るかな?
何時に来るかな?
って…
もう帰っちゃうのかぁ…
って,たくさん思った。
それくらい玲奈の事,大好きになれたんだと思う。
あたしは小さい時から体弱かったから,友達もいなかった。
高校の友達には自分の素なんて出せれなかった。
けどね?
玲奈には出せれるんだよ?
スゴイ事だと思うんだ!
あたしは玲奈が大好き!
玲奈,龍輝と幸せになってね?応援してるから!
色々ごめんね――…
でも,玲奈に出会えてよかった。
ありがとう
玲奈の事大好きな奈々より』
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