夢に出てくる光の扉。その扉の先には…

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~第1話 『フォーエバー』~ 僕が小学3年生の時の話。父の会社の官舎に住んでいた僕達家族も念願のマイホームを購入した。とは言っても中古住宅だが、もううれしくてしょうがなかった。ただ、ひとつだけイヤな事があった。それは横に建っていた空き家がすごく不気味だったことだ。もう壁も穴が空いて屋根も崩れかかっているおばけ屋敷みたいな家。3年生の僕には恐くてしかたがなかった。ある日の夜。僕は不思議な夢を見た。僕は真っ暗な部屋にいる。その部屋にはまぶしいくらいの光の扉があった。その扉の奥からは誰かの声が聞こえる。僕は、恐る恐るその扉を開けてみた。するとそこには、隣の不気味な家の前でたたずむ僕と友達がいた。僕らはその家の中に入っていった。部屋の中は、ホコリとゴミ、蜘蛛の巣などですごく汚かった。家具は何もない。僕達はなんだか恐くなってきて、裏口から外に出た。するとそこには井戸があった。そしてその井戸の横の小さな木の板に「いつか誰かが掘ってくれるだろう」と書いてあり地面にささっていた。と、気が付くと僕は目を覚ました。朝になっていた。なんか変な夢みたなぁと思いながら、僕は学校にいった。授業中も夢の事が頭から離れなかったので、放課後、友達とその家に行ってみることにした。
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