~ものがたり~

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とある王国 「まこっち王国」   そこには、2人の王子が居た。 長男「マコジェンヌ」 次男「まこぴん」   この兄弟は笑いが大好きで、いつも村や王国の皆を笑わせていた。 この王国に笑いがあるのも、この2人のお陰だろう…   とある日… 長男マコジェンヌは城の地下へと足を運んだ。 そう…開かずの間へ。 王様に入ってはいけないと言われていたが… ちょっとした出来心である。   長男マコジェンヌはある部屋にたどり着いた。 何者かに導かれるように、部屋に入る。   そこには 煌々と輝く1本の杖が… マコジェンヌは杖を手に取り振りかざした。   すると辺りは暗くなりマコジェンヌの表情が曇る。 そう… この杖の名は 「失笑と憎しみの杖」   持つ者に宿り、笑いと幸せを奪う恐ろしい杖。   マコジェンヌは取り付かれた。 不適な笑みを浮かべ、王室へと向かう。   国王「おぉ、マコジェンヌ…、‼‼その杖‼まさか‼‼」   マコジェンヌ「長年の怨み‼今晴らす時が来たのだっちゃです‼」 (何やら口調がおかしいが…取り付かれた影響であろう…)   国王は瞬く間に消された。 そして王国は壊滅、皆笑いを奪われ生きる気力を無くした。     魔王マコジェンヌの誕生である。     次男まこぴんだが 運良く溝にはまっており、見付からずにすんだ。   まこぴんは 王国の状況に唖然。   まこぴん「な…何だこれは…‼溝にはまっているぢゃないか‼」   とりあえず溝にはまっている事に気付いた。 まぁ、王国の状況にも気付いた事にする。     村人からの情報で 兄マコジェンヌが王国を襲った事実も把握した。   次男まこぴんは 兄を救い、王国を救うべく壊滅した王国を後にした。     まこぴん「よし‼とりあえず…溝から出よう‼」image=90037414.jpg
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