クレヨン

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振り返り、押し入れの前に立つ。 ドクン…ドクン…  心臓の音が響く。 押し入れに手をかける。 そして一気に開ける。 「…はぁー」 何もなかった…。 何かあるはずがない…当たり前じゃないか。  気を取り直して階段を降りた。 カン、コロコロコロ… 降りた直後足の指先に何か当たり転げてゆく。
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