白い雪

2/2
前へ
/150ページ
次へ
冬休み 私は入院した まぁ,大した事じゃないンだけど 足を手術 そして退院した 冬休み, 学校に出る日があった 私は完治してなくてフラフラ歩いてた そしたら同じ班だった貴方 蒼が 助けてくれたね 教室で先生に頼み事されて フラフラしながら歩いてたら 『なにしてンの??お前』 くるッ 後ろを見ると, 蒼が居た 『うん ちょっと職員室にさ』 『ふ――ん 用件は??』 『プリント取りに…』 『分かった』 ダッ 『えッちょッ』 『俺が取りに行ってやるわ』 そう言って私の代わりに取りに行ってくれたね 『さんきゅな』 私が言うと, 『貸し1』 そう言ってイタズラに笑ってたね その笑顔が何度私を救ってくれたか 『ば―――――か!』 馬鹿 ありがと 貴方の後ろ姿大好きだったよ しゃんとした背筋に高い身長 低い声 イタズラに笑う笑顔 全部大好きだったよ 『愛しい』 そんな感情ばかりが私の中に巡ってる 『逢いたい』 心の中で叫んだ 『戻りたい』 大声で叫んで泣いた時もあった もう戻れない 泣いても叫んでも, 【貴方はもう居ない】 分かってるのに… 忘れられない ゴメンね 未練たらしくて それだけ貴方が好きだから
/150ページ

最初のコメントを投稿しよう!

46人が本棚に入れています
本棚に追加