貴方へ

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ねぇ 私達あの頃にもう戻れないの?? 私,佐藤 未来(15)いつもと変わらない日々を今日も過ごしてた ただ,一つ変わったモノそれは… あいつの隣に居れなくなった事… 今から1年半位前―― あの頃のあいつ 【佐藤蒼】は 私にとって大切な友達だったンだ 毎日くだらない事でケンカして笑って…こんな毎日が続くと思ってた その頃私達は小学6年で卒業式間近だった その日もあいつと話をしてた 周りカラは 『よっ佐藤夫婦』 なんて言われてた 気の短い私はそいつらを殴る為全力疾走 蒼はただただ爆笑 毎日こんな風に慌ただしく楽しかった 最後の小学校生活もこんな風に終わった 皆笑ってた――― そして,クラス発表の日 待ち合わせして皆で見に行った 私には好きなヒトが居た 【成沢陸斗】 正直望がないから 一緒のクラスにはなりたくなかった 辛いだけだから… そんな思いも虚しく同じクラス そして蒼とは別のクラスになった―― 正直ガッカリだった いつも一緒に居たから,寂しかった 〔まあ今までと変わらないでしょ〕 と軽く考えていた でも思ってた以上に寂しくて 〔やっぱあのクラスが良かったなあ〕 そんな風に毎日思ってた 退屈なのはあいつが隣に居ないからなのに気付かずに――
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