貴方へ

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ある日の朝 学校に来ると私の好きなヒト 成沢陸斗に彼女が出来たと言う噂がたっていた ショックだった 『おはよ――』 陸斗がガラッと扉を開け入って来た 《ドクン》 皆一斉に詰めよった 『お前,彼女出来たンだろ??』 ゛いやッ 聞きたくない″ 『あぁ/////まぁ…な』 照れながら言うセリフに私は頭が真っ白になった 涙は出なかった それほど悲しくなかったのかもしれない それは多分蒼のおかげ―― 思った以上に私にとって蒼は大切なヒトになっていた 私の好きな人は蒼だと気付いた時には遅かった その頃はもう話もしなくなってた 何故かは分からない でも話掛けても殆ど喋らない 私は泣いた 毎日 〔私,何かしたっけ??〕 もしかしてうざかったの?? そんな事を思ってはいつも影で泣いてた 貴方は気付かない 貴方は知らない 私が貴方を想って泣いた事 それは一年半たった今でも変わらない 移動中たまに視界に入る 入った途端瞳を奪われる
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