第2話・罪、そして罰

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???「『全員一致』ですよ。仲の良い兄弟ですね。」 そんな… この状況で兄貴と桃花は 俺を助けようとしたのか? 自分の命と引き換えに。 ???「では、まずはこちらから殺りましょうか。」 そうしてそれは兄貴に鎌を向けた。 龍「やめろ!!!やめてくれ!!!!」 ???「なぜですか?これは貴方が選んだことでしょう?」 そう聞いた瞬間、俺はただ立ち尽くした。 目の前で兄貴が殺されているのに。 そいつの鎌は兄貴の胸を貫き、 そして兄貴の体は何故か蒸発するように消えた。 ???「次はこちら。」 龍「……。」 体は動かなかった。 声も出なかった。 だが、確かに俺の耳に届いた。 それが桃花の最期の言葉。 桃「……許さないんだから。」 桃花の体も消えた。 龍「アアアアァァァァァ!!!!」 .
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