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???「『全員一致』ですよ。仲の良い兄弟ですね。」
そんな…
この状況で兄貴と桃花は
俺を助けようとしたのか?
自分の命と引き換えに。
???「では、まずはこちらから殺りましょうか。」
そうしてそれは兄貴に鎌を向けた。
龍「やめろ!!!やめてくれ!!!!」
???「なぜですか?これは貴方が選んだことでしょう?」
そう聞いた瞬間、俺はただ立ち尽くした。
目の前で兄貴が殺されているのに。
そいつの鎌は兄貴の胸を貫き、
そして兄貴の体は何故か蒸発するように消えた。
???「次はこちら。」
龍「……。」
体は動かなかった。
声も出なかった。
だが、確かに俺の耳に届いた。
それが桃花の最期の言葉。
桃「……許さないんだから。」
桃花の体も消えた。
龍「アアアアァァァァァ!!!!」
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