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そのままの勢いで俺は教室に入った。
草介「どうしたんだよ!?朝からそんなに汗かいて!!顔色悪いぞ?大丈夫か!?」
面倒な奴が来ちまった。
コイツは草介(ソウスケ)
中学からずっと一緒のクラスの奴。
何故か毎日のように話しかけてくる。
もう俺に話しかけてくる奴なんて他にはいないのに。
コイツはだけは…
龍「いつも言ってるだろ。話しかけんな。」
そう言い放ち、俺はさっさと席についた。
だが、コイツはまとわりついてきた。
草介「なんだよ~。心配してやってんのに~。」
龍「いらねぇ。」
草介「なぁ龍~♪今日、帰りにカラオケ行かね?」
龍「はっ?なんで俺が?」
草介「龍と行きたいからに決まってるだろ?」
龍「友情ごっこは他所でやれ。
わかったらさっさと視界から消えろ。」
草介「えぇ~楽しいと思うんだけどな~。」
龍「お前が消えねぇなら俺が消える。」
俺は席を立ち、とりあえず去ろうとした。
だが、草介はまだ付いてくる。
草介「待てよ~。いいじゃねぇか──」
《ドカッ》
ウザったくなり、俺はキレて草介の顔スレスレの所の壁を殴った。
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