第1話・独りの日々

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そのままの勢いで俺は教室に入った。 草介「どうしたんだよ!?朝からそんなに汗かいて!!顔色悪いぞ?大丈夫か!?」 面倒な奴が来ちまった。 コイツは草介(ソウスケ) 中学からずっと一緒のクラスの奴。 何故か毎日のように話しかけてくる。 もう俺に話しかけてくる奴なんて他にはいないのに。 コイツはだけは… 龍「いつも言ってるだろ。話しかけんな。」 そう言い放ち、俺はさっさと席についた。 だが、コイツはまとわりついてきた。 草介「なんだよ~。心配してやってんのに~。」 龍「いらねぇ。」 草介「なぁ龍~♪今日、帰りにカラオケ行かね?」 龍「はっ?なんで俺が?」 草介「龍と行きたいからに決まってるだろ?」 龍「友情ごっこは他所でやれ。 わかったらさっさと視界から消えろ。」 草介「えぇ~楽しいと思うんだけどな~。」 龍「お前が消えねぇなら俺が消える。」 俺は席を立ち、とりあえず去ろうとした。 だが、草介はまだ付いてくる。 草介「待てよ~。いいじゃねぇか──」 《ドカッ》 ウザったくなり、俺はキレて草介の顔スレスレの所の壁を殴った。 .
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