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龍「消えろって言ってんだろ?
俺は友達とか面倒なものはいらねぇんだよ。」
違う。
本当は友情ごっこでもいいからやりたい。
でもそんなことをしたら
目の前にある大切なモノ全てを失う。
草介「じゃぁなんでお前はそんな苦しそうな顔するんだよ?」
龍「!!」
草介「中学の卒業式の時まではお前は確かにちゃんと接してくれたじゃねぇかよ。」
龍「……。」
草介「春休みの間に何かあったんだろ?」
草介がそう言った瞬間、シニガミが草介に鎌を向けた。
もちろん、それが見えない草介は気付かない。
俺はシニガミを蹴り払った。
そしてそこにあった草介の横にあったゴミ箱も一緒に蹴り飛ばした。
龍「俺に関わるんじゃねぇ!!!」
草介は俺の険しい表情にビクついていた。
俺は教室を出ていった。
草介「龍!!」
俺は草介が呼び止めるのを無視した。
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