第2話・罪、そして罰

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奏「龍もいよいよ高校か。早いもんだ。」 桃「といっても、まだ全然ガキだけどね。」 龍「お前が言うな。 というかお前の方がガキじゃねぇか。」 桃「うるさい!1年早く生まれたからって!!」 春の穏やかな日射しの下で、俺らは兄貴の力作の弁当を食べていた。 奏「ってわけで龍、なんか飲むもの買ってこい」 龍「なんで俺なんだよ!?今日は俺の祝杯だろ?」 奏「何事も働かざる者食うべからずだ。」 龍「仕方ねぇなぁ。」 俺は重い腰をあげた。 龍「そういえば兄貴、桃花は良いのかよ?」 桃「私はお弁当作るの手伝ったからもう働いたもんね♪ まぁ、そんなに一緒に行ってほしいなら……」 龍「じゃぁ行ってくる。」 妹「ちょっと!!人のセリフ中断させないでよ!!」 桃花には構わず、俺はそそくさと飲み物を買いに行った。 .
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