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奏「龍もいよいよ高校か。早いもんだ。」
桃「といっても、まだ全然ガキだけどね。」
龍「お前が言うな。
というかお前の方がガキじゃねぇか。」
桃「うるさい!1年早く生まれたからって!!」
春の穏やかな日射しの下で、俺らは兄貴の力作の弁当を食べていた。
奏「ってわけで龍、なんか飲むもの買ってこい」
龍「なんで俺なんだよ!?今日は俺の祝杯だろ?」
奏「何事も働かざる者食うべからずだ。」
龍「仕方ねぇなぁ。」
俺は重い腰をあげた。
龍「そういえば兄貴、桃花は良いのかよ?」
桃「私はお弁当作るの手伝ったからもう働いたもんね♪
まぁ、そんなに一緒に行ってほしいなら……」
龍「じゃぁ行ってくる。」
妹「ちょっと!!人のセリフ中断させないでよ!!」
桃花には構わず、俺はそそくさと飲み物を買いに行った。
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