【本文】無題｜3ページ - 小説投稿エブリスタ

小学5年の時、私は札幌に転校してきた。当然というか、転校生というだけでｲｼﾞﾒの対象になる。この時期、始めて自殺を考えた。ｲｼﾞﾒが辛いとか家が嫌とかではなく、生きている意味がわからなかった。生まれてきた意味がわからなかった。高層ﾋﾞﾙ屋上で、靴を脱ぎ、何度も踏み出そうとしたが、恐怖心が先立って踏み出せなかった。そしてﾘｽﾄｶｯﾄが始まる…

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