9人が本棚に入れています
本棚に追加
[AM 04:50 山岳地帯]
『ビビッレッド1、此方レッド0…ガガガ…全機、作戦開始地点に到達確認…』
『ガッ此方レガガッ1…作戦を開始すビギギッ…全機作戦開ザーー』
「ん、ECMか?……」
通信機が急に不調になった
敵の妨害と思い、回りに神経を集中する
パアァン
右の空が急に輝く
「照明弾!?右かっ!」
機体を90度右に向けると
2km程先の高台に一機視認した
即座にトリガーを引く
ガガガガガッ
機体の右腕の銃から地面に向け弾が乱射され、目の前が砂煙で埋め尽される。
「マズイ…高台からか」
銃を乱射しつつ機体を後退し
舞い上がる砂煙に姿を隠す
直後、目の前の地面が爆発する
「レッド0、此方レッド5!現在敵と交戦中だ、他の機体の状況を教えてくれ!」
『ガーーーーーー』
ディスプレイには赤い【ECM】と言う文字が点滅してる。
「まだ対処しきれてないのか!?
このオンボロが!」
岩陰に機体を隠し、銃にマガジンをセットし、岩越しにスタングレネードを投げる。
バンッッッ
強烈な破裂音と閃光が起き、直後に機体を岩陰から出し、高台へ向け銃を発射する。
「っ!機体が居ない!?」
即座にレーダーを確認するが、対処ができてないので何も写らない
「どんだけ時間が掛るんだ!
それともECMレベルが高いのか!?」
機体を回転させ回りを確認するが照明弾が切れあまり良く見えない
主力が狙撃兵器ならば、視界がさえ良くなれば此方も対処できる
「日の出までは…早くても30分…
どう来る!?」
最初のコメントを投稿しよう!