1.

13/24
前へ
/152ページ
次へ
「わからない」 何故か解らないが、さらに沈んだ様子を見せる彼。 「じゃあ、年は?」 その問いにも同じ答えが返ってきた。 しばらく考え込む私。   おそらく彼は、何を聞いても同じ答えを返してくるだろう。 記憶を失くしている霊は少なくない。   私は一つだけ聞いてみる。
/152ページ

最初のコメントを投稿しよう!

104人が本棚に入れています
本棚に追加